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男子は山梨学院大が5連覇?女子は東海学院大が連覇なるか 全日本学生ホッケー選手権大会見どころ
2019年度全日本学生ホッケー選手権大会が10月23日から27日の5日間に渡って大井ホッケー競技場で行われます。男子は68回目、女子は41回目を数える今大会、栄えある日本一の称号を手にするのはどの大学となるのでしょうか。UNIVAS公式サイトでは男女の準々決勝(ノースピッチの試合を配信)から決勝戦までの模様をライブ配信及び後日、ハイライト動画で無料配信する予定です。
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大学最高峰の本大会は、前年度ベスト4・大学王座・全日本大学大会の上位校に加え、全国のブロック予選を勝ち抜いた計男子24校・女子16校が出場し、学生ホッケー日本一のタイトルを争います。男女各上位4校は、全日本ホッケー選手権大会の出場権を獲得します。
ホッケーの試合時間は、1クォーター15分のクォーター制。決められた時間で多く得点を取ったチームが勝者となります。本大会は引き分けの場合、シュートアウト戦が行われます。
サッカーと同じ11人が出場
試合に出場できるのはゴールキーパーと10人のフィールドプレーヤーの計11人。サッカーと同じです。試合中何回でも選手交代をすることができます。サークルと呼ばれる半円の中からシュートを打たなければならず、そこから打たないと得点として認められません。サッカーのようなロングシュートがないため、ゴール前の駆け引きも重要となってきます。
シュートの時以外はボールを上げるのはNG
道具は、スティックといわれる先端部が湾曲した形状で作られた棒状のものを使用します。スティックに重さの制限はあるが長さの決まりはありません。このスティックには平らな面と丸い面があり平らな面でしかボールを扱うことはできません。ドリブルなどの時は、平らな面のみを使用しなければならない技術を要するものです。
ホッケーではシュートの時を除いて基本的にボールを上げてはいけません。そのため攻撃側はドリブルやパスを使ってどう守備をかいくぐり得点につなげていくか、守備はそれをどう防ぐのかがポイントとなります。また選手交代はペナルティーコーナー(セットプレー)の時を除き、いつでも1度に何人でも可能となっています。選手交代のタイミングや試合の流れがどうなっているのか予想するのも見どころとなっています。
男子は山梨学院が4連覇中
男子は、天理大学が29回の優勝回数を数え、圧倒的な強さを誇っていましたが、2008年を最後に頂点から遠ざかっています。代わりに台頭してきたのは立命館大学と山梨学院大学。ここ10年は2校で優勝を分け合い、2012年から立命館大学が3連覇すると、2015年からは山梨学院大学が4連覇中です。昨年の決勝戦では、山梨学院大学が2対1で福井工業大学に勝ち、6度目の優勝を飾りました。果たして、今年は山梨学院大学が5連覇を達成するのか。それとも、昨年度準優勝の福井工業大学、同3位の立命館大学、同4位の天理大学、7月の大学王座で頂点に登りつめた朝日大学などがチャンピオンの牙城を崩すのか。
女子は東海学院大が女王の座を守るか
一方の女子も天理大学が歴代最多の優勝回数(20回)を誇りますが、最後に優勝したのは2003年。最近では、山梨学院大学、東海学院大学、立命館大学が女王の座を分け合っています。昨年の決勝戦は、東海学院大学が天理大学を1対1からシュートアウトの末に下し、7度目の優勝を味わいました。その東海学院大学は、昨年度に優秀選手賞を受賞した上園彩乃選手を軸に連覇を目指します。また、昨年度準優勝の天理大学、同3位の山梨学院大学、同4位で7月の大学王座を制した立命館大学ら他大学も虎視眈々と女王の座を狙います。