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学生No.1レスラーの座は誰の手に 全日本大学レスリング選手権大会 7、8日開催
レスリングのフリースタイル学生日本一を決める「全日本大学レスリング選手権大会」が7、8の両日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催される。
全日本学生レスリング選手権大会は男子のみの実施。57kg級、61kg級、65kg級、70kg級、74kg級、86kg級、97kg級、125kg級の8階級に約250人が出場予定で、ハイレベルな戦いが予想される。学生ナンバー1レスラーの座を手にするのは誰なのか、熱戦から目が離せない。
競技説明
フリースタイルは、下半身への攻撃や防御をしてはいけないグレコローマンスタイルとは違って全身への攻撃が可能となっている。そのため、タックルの攻撃が多く使用される傾向があり、寝技の種類も豊富にある。五輪では男女ともに正式種目に採用されており、伊調馨が4連覇、吉田沙保里が3連覇を成し遂げるなど、世界では、日本のお家芸として認識されている。
3分間×2ピリオドで、間に30秒のインターバルがあり、相手を組み伏せて両肩を同時に1秒間マットの上につけると、試合は終了する。
見どころ
今大会には各階級に注目選手が揃い踏み。57キロ級の阿部敏弥(国士舘大)は2019世界ジュニアで優勝しており、スピード、筋パワーともに最軽量級において頭一つ抜けている。実力者が集う65キロ級は、山口海輝(日本体育大)、安楽龍馬(早稲田大)、諏訪間新之亮(国士舘大)による三つ巴の構図。誰が優勝してもおかしくないほどハイレベルな戦いが繰り広げられそう。74キロ級は昨年の全日本選手権を制した原口伸(国士舘大)と昨年70キロ級王者の志賀晃次郎(拓殖大)の争いに注目したい。86キロ級には、3人のチャンピオンが参戦。勝負勘が光る奥井真吉(国士舘大)、素早い身のこなしで相手を翻弄する石黒隼士(日本大)、土俵際の強さが飛び抜けている山田修太郎(山梨学院大)たち3人の駆け引きが勝負の鍵となりそうだ。同学年のライバルがしのぎを削る97キロ級もおもしろい。昨年、圧倒的な実績を残した吉田ケイワン(日本大)に、大津拓馬(山梨学院大)がどこまで食い下がれるか。最重量級の125キロ級は大迫力な攻防に見応え十分。カザスフタンからの留学生でパワーだけでなく、技術やスタミナも一級品なアルメンタイ・バグダウレット(山梨学院大)が優勝候補の大本命。昨年のインカレ王者・森右秀(中京学院大)が自慢のパワーで真っ向勝負を挑む。
大会日程
7日 57kg級、61kg級、65kg級、70kg級、74kg級
8日 86kg級、97kg級、125kg級
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