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【2025 U.S.L. Experience#2】憧れの野球界の聖地へ
初めまして!UNIVAS STUDENT LOUNGE(通称:U.S.L.)の川口大智です!
今回は、6月9日から15日にかけて行われた第74回全日本大学野球選手権大会で、最もハラハラした試合と1番記憶に残っている試合について、取材で得た情報を踏まえて報告します。

最近はプロ野球を見るよりもJリーグを見ることが多く、サッカーに熱中していますが、少年野球をやっていたこともあり、野球界の聖地にて取材を行えるということで非常に興奮していました。


最もハラハラした試合
今大会3日目、東京ドームでの第2試合、大阪産業大学vs福井工業大学の試合です。
この試合は2回に福工大8番野口選手のライトスタンドへの3ランホームランで先制。追う大産大は、ほとんどのイニングでランナーは出るものの、チャンスを生かしきれず敗戦。イニング毎にランナーが得点圏まで進み、どっちに点が入ってもおかしくない展開で、最後までどちらに勝利の女神が微笑むのかは全く分かりませんでした。
その中でも福工大が試合を制した大きな要因は、投手起用にあると思います。少しでもランナーが溜まると継投で、打者に慣れさせない徹底ぶりでした。試合後に福工大澤崎コーチは「ブルペンでは全員が様々なシチュエーションを想定しながら準備してくれているので、状況に合わせて最適な投手を出すだけです」と話し、投手層の厚さを実感した。
1番記憶に残っている試合
今大会5日目、神宮球場での第3試合、東海大学vs早稲田大学の試合です。 この試合では大会が始まって以来初となる記録が2つ生まれました。
【東京六大学代表校が史上初コールド負け】
【大会史上初1年生代打でのグランドスラム】
コールド勝ちの決定打になった砂子田選手(1年)の満塁ホームラン、僕は一生忘れないと思います。
チームが勝っているとはいえ、1アウト満塁で迎えた今大会代打での二打席目。プロ注目右腕田和選手の150km外角低めに入ったストレートを捉え、逆方向への満塁本塁打となった場面について、試合後に砂子田選手は「点差が開いていたので楽に打席に入ることができた。コンパクトにあてることとタイミングだけを考えていたので、入ってくれてよかったです」と興奮気味に振り返っていた。
僕は、この場面をスタンドから見ていて、最初はレフトフライかポールを巻いてファールかなと思っていましたが、想像以上に風に乗ってスタンドまで届いたのでとても驚きましたし、1年生ながらしっかりと結果を残す砂子田選手に感銘を受け、同じ大学生として刺激を受けました。
最後に、僕がU.S.L.で活動している中で1番大きな収穫だと感じることを共有します。それは、UNVAS職員の方々やカメラマン・記者の皆さん、その他多くの関係者の方々とお話しする機会が得られるということです。そこで色々と教えてもらったり、気づきを得たりすることで、取材に行く前よりも成長していると実感します。将来、そのような仕事に就きたい人やシンプルにスポーツが好きという人にとっては、とても実になる活動だと思います。
少しでも気になる人は、U.S.L.に応募して是非一緒に活動しましょう!
文/撮影:川口大智 (U.S.L.4期生)