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学生の力で大会を作る「THE NORTH TOKYO DERBY 2026」―学生スタッフに聞くイベントへの想い―
今年で4回目を迎えた東洋大学(赤羽地区)と東京成徳大学(王子地区)の男子バスケットボール部の対抗戦【THE NORTH TOKYO DERBY】。企画・運営・演出を学生が主体となって行うこのイベントには、北区民を中心とした1694人の観客が、東洋大学赤羽台キャンパスに集まった。

今回イベント運営を行った東洋大学 健康スポーツ科学部 谷塚ゼミを代表して、犬童夏帆さんと石橋遼大さんに、イベントへの思いや運営の裏側について、イベント終了後に話を伺った。

無事にイベントが終わり、安堵の表情を浮かべた石橋さんは、本番ではMCを担当し会場を盛り上げた。
「やっぱり自分は MCで、なかなか本番になるまでわからないという緊張感とかもあったのですが、大幅に時間が過ぎたりとかはなく、台本通りしっかり終わることができたから、とりあえず一安心というところが大きいです。」

THE NORTH TOKYO DERBYでは、東洋大学 健康スポーツ科学部の谷塚ゼミに所属する3年生を中心に運営を行った。3年生15人、4年15人の合計30人が広報と運営の二つに大きく分かれて活動した。さらに、東洋大学の他のゼミ生や東京成徳大学の学生も協力し、イベントを作り上げた。
4月から準備を行ってきた今回のイベントでは、午前中に北区に住む中学生を対象としたTHE NORTH TOKYO DERBY U15の試合を行った。ゼミの4年生が主体となって北区のU15の選抜チームを作ってもらい、イベントを盛り上げた。
また、イベントを盛り上げるためにお客さんにハリセンを配布し、運営スタッフが巡回しながら会場全体で応援する雰囲気を作っていた。

準備の段階でまず始めに考えたのは「集客」。ゼミでは集客のための広報を学ぶ中で、どうやって宣伝したらいいかという課題に直面し、インスタグラムのフォロワー数が伸び悩んだ。そこで、SNSでの宣伝だけでなく、チラシを作成し、商店街や幼稚園に行って大学周辺への宣伝活動も行った。
また今回のイベントでは、Tシャツやのぼり旗作成のための資金集めも、全て学生が行った。
3年生が中心となって実際に北区の企業へ出向き、プレゼン資料を作成しイベントの魅力を伝えた。
その時の様子を、石橋さんはこう語る。
「最初はすごくお堅い企業イメージなのか、みんなガチガチだったのですが、『面白くなかったら出さないからな』みたいな感じで意外とフラットに接してくださいました。毎年出してくださっている方も中にはいらっしゃったので、そういった方たちには今年も期待しているからと最後言っていただいて、無事資金の方を出していただくことができました。」


第4回の開催を終えたTHE NORTH TOKYO DERBY。イベントを終えての振り返りや、今後の展望を伺った。
犬童さん:「成果としては、やっぱり皆さんがハリセンを使って応援していただいた時に、すごい会場全体で一体感があったと感じました。最初は不安な部分が多々あったのですが、お客さん全員がハリセン叩いてくださったり、スリーポイントシュート入った時には立ち上がって喜んでくださったりしている姿を見て、やっぱり私たちが今まで頑張ってきたことは間違いじゃなかったなと感じました。課題としては、もうちょっと詰められる部分があったのかなというのが何点か見受けられました。私たちがゼミで話し合っている部分で、来年度以降もっとうまくいくように、細かい課題も伝えていきたいなと思っています。」
石橋さん:「毎年観客が増えていて、今年も増えているかどうか不安だったのですが、来年度もより多くの方々に知っていただけるように広報の部分からたくさんシェアをしていきたいと思っています。また北区の良さや、私たちも東洋大学の良さも知っていただけたらなっていう風に思っています。今後の展望については、集客っていうところは最初から意識していたのですが、周りを見ても少し席が空いてたりとかっていうところは見て分かったので、来年は満席になるぐらい集客できるようにしていきたいなと自分は感じています。今回感じた課題をしっかりみんなで話し合って、来年より良いものにできるように頑張っていきたいなと思います。」

今回のイベントをこのように振り返ったお二人に、協力してくださった方々や来場者のみなさんへのメッセージを伺った。
犬童さん:「本日お集まりいただいて、本当に心から感謝しています。私たちの運営が不十分なところも多くあって、お客様を不安にさせてしまうような場面もあったかもしれないのですが、最後まで楽しんでくださっている姿や、全力で応援してくださっている姿を見て、私たちももっと頑張ろうと思えました。これからも北区の皆さんや今回ご共催してくださった方、チアの皆様や先生方も含めて、皆様に本当に協力していただいて、私たちの気持ちが届いたのかなと思っています。これからも皆さんに恩返しできるような活動ができたらなと思います。」
石橋さん:「ダービーを開催できたのも谷塚先生をはじめ、来てくださった地域の方々、他にもいろんな会社の方々が協賛していただき、今インタビューしていただいているっていうところも含めて、本当に多くの方に感謝すべきものだなというふうにすごく感じています。その中でも実際応援の時に皆様が笑顔で応援してくださっているところを見ると、やってよかったなというやりがいを感じられました。こういった機会を大事にして、今後さらにダービーを通して

赤羽、王子エリアを活性化できるように力を尽くしていきたいなと思います。本当にありがとうございました。」
インタビューを通して、学生スタッフのイベントに懸ける想いや、イベントを盛り上げるための創意工夫が伝わってきた。またイベント成功の裏には、地域の人々をはじめ、多くの人々の協力があった。
今年で4回目の開催となった【THE NORTH TOKYO DERBY】。
今後さらに飛躍を遂げるこのイベントに期待したい。
取材・文:並木汐音 宮本美幸 藤岡里緒
取材日:7月12日(日)











