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カレッジ界のテニスNo.1は? 過去には有名選手も出場した全日本学生テニス選手権
全日本学生テニス選手権大会が、8月12日?20日まで岐阜メモリアルセンターを舞台に行われています。栄えある大学生ナンバーワンに輝くのはどのプレイヤーなのか注目が集まります。本サイトでは、19日の準決勝から20日の決勝までの模様を、ライブ配信するとともにハイライト映像も後日配信いたします。※天候により、日程が順延になる可能性があります。
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予選が8日から10日に開催され、男女シングルス各96名、男女ダブルス48組の本選出場が決定しました。本選はトーナメント方式で、シングルスがベストオブ3タイブレークセットマッチ、ダブルスがファイナル10ポイントマッチタイブレークの競技形式で戦われます。
男子シングルスに出場する羽澤慎治(慶應義塾大)は、1年生で挑んだ昨年に予選から勝ち上がり準優勝に輝きました。第1シードで臨む今年は、昨年の悔しさを晴らしたいところです。第2シードの今村昌倫(慶應義塾大)は、昨年のインカレで大学の後輩である羽澤に3回戦で敗れてしまいました。両者は、順当にいけば決勝で対戦することになります。男子ダブルスは、第1シードの田中優之介(早稲田大)が連覇を目指します。昨年のペアが卒業したため、今年は木元風哉(早稲田大)と組んで頂点を狙います。ここ10年の男子シングルス優勝者を見てみると、早稲田大が8人、慶應義塾大と中央大がそれぞれ1名ずつ。ダブルスでも早稲田大が8組、慶應義塾大が2組と早慶で分け合っています。果たして今年の勝者は誰になるのか気になります。
一方の女子も、第1シードの松田美咲(亜細亜大)は昨年の雪辱を果たしたいところです。昨年のインカレは決勝で、単複で2冠を達成した牛島里咲(当時・筑波大4年)にストレート負けをしてしまいました。今年は6月にITF下部ツアーで準優勝するなど、メキメキと力をつけています。第2シードの小池颯紀(園田学園女子)は昨年の本大会でベスト8。準々決勝で本大会第3シードの平田歩(慶應義塾大学)相手に涙を飲んでいました。1年経って勢力図が変わり、今年の大会からも目が離せません。
今年で男子が87回、女子も63回と歴史がある本大会。かつては、全豪、全仏、全英でベスト4に進出した佐藤次郎氏(早稲田大)が第1回に複優勝、第2回に単複優勝、俳優・石黒賢さんの父である石黒修氏(慶應義塾大)が第25回、第26回に単連覇、日本テニス協会強化本部ナショナルチーム・フェドカップ代表監督の土橋登志久氏(早稲田大)が第53回からシングルス4連覇するなど日本テニス界の礎を築いてきた名プレイヤーが優勝者に名を連ねています。