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刈屋富士雄さんによるスポーツ実況アナウンス講座の開催報告
2023年9月5日、刈屋富士雄さん(元NHKアナウンサー)を講師にお迎えし、スポーツ実況アナウンス講座を開催しました。
刈屋さんは大相撲、陸上、体操、バレー、競馬、フィギュアスケートなどを中心に28競技の実況、オリンピックはバルセロナ、
アトランタ、長野、シドニー、ソルトレーク、アテネ、トリノ、バンクーバーの8つの大会を現地から実況中継した日本で
最も経験豊富なスポーツアナウンサーと言っても過言ではありません。
伝えてとして必要なものは「情熱」と「恐れ」。選手の練習を見ること、見続けることで選手のコンディションや個性を深くを知り、
面白く伝えようという情熱と本当にこの情報で大丈夫なのかと恐れながら丁寧に場面を伝えていくこと、とお話がありました。
今回の講座では、これらの経験を惜しみなく伝授してくださいました。
当日の様子をダイジェスト動画にてご報告します。
講師プロフィール
刈屋富士雄氏(元NHKアナウンサー・解説委員)
1983年NHK入局。
2004年アテネ五輪体操男子団体決勝で28年ぶりに体操ニッポンが王座を奪還する
瞬間の冨田選手の鉄棒の実況「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ。」は
五輪放送史上に残るコメントと高く評価されている。
2006年トリノ五輪では、荒川選手がフィギュアスケートでアジア史上初の金メダルの
瞬間を「トリノのオリンピックの女神は、荒川静香にキスをしました。」と実況。
アテネ、トリノと2大会連続で日本選手金メダル獲得のシーンを伝えた。
2010年バンクーバー五輪ではフィギュア史上最高の戦いといわれた浅田真央とキムヨナの
対決を臨場感豊かに伝えた。
2011年からはNHK解説主幹(スポーツ担当)を兼務し、2017年から解説主幹専任。
2012年ロンドン・2016年リオ五輪は解説委員として、ニュース情報番組などで解説。
2018年ピョンチャン五輪は、解説委員として現地を取材。
NHKアナ唯一の三つ子のパパとして子育て番組も担当。
2020年4月30日定年退職後、東京立川の立飛ホールディングスと
スポーツプロデューサー契約を結び、スポーツのレガシー作りに取り組んでいる。