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大学女王に輝くのは 全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会(女子) 12/5、6
ウエイトリフティングの学生日本一を決める「全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会(女子)」が12月5、6日に浅生スポーツセンター(福岡県北九州市)で開催される。45、49、55、59、64、71、76、81、87、+87Kg級の10階級に、制限記録を突破した約80人が参戦し、優勝を目指して熱戦を展開する。力自慢の“強者”が集う中、大学女王に輝くのが誰なのか? 自らの力のみで100キロのバーベルを持ち上げる圧倒的なパワー、瞬発力、スピードに注目したい。
競技説明
時間制限があり、 演技する選手は 名前が呼ばれてから1分以内に バーベルを床から離さなくてはならない。 そしてバーベルを頭上に持ち上げた後、 レフリーが合図をするまで静止できれば 成功となる。ただし、挙上するまでに反則動作・危険動作とレフリーが判断した場合、挙げても失敗となる。
連続して試技を行う場合の試技時間は2分。
大会で行われるのは「スナッチ」と 「クリーン&ジャーク」という2種目。個人の成績はスナッチとクリーン&ジャークを3回ずつ行い、それぞれ一番良い成績を合計したもので順位が決まる。一方、大学対抗戦ではスナッチ、 クリーン&ジャーク、2つを合計した成績の 「トータル」の3種目に分けられ、 それぞれの1位から6位までが ポイントを得られる。 そのため、出場する大学はこの部門毎に得られるポイントをいかに稼いでいくか、戦術が必要となる。主力選手をどの階級でエントリーするのか?公式記録にない記録をいかに成立させるか?苦しい練習に耐え、団体優勝を狙った各大学の緻密な駆け引きからも目が離せない。
見どころ
本命は、昨年の覇者・東京国際大学。注目は2年生の橋本菫で、昨年は1年生ながら64kg級で優勝を果たし、団体優勝に大きく貢献した。日本ジュニアの新記録を樹立した実力者の活躍は連覇達成には欠かせない。高校時代に全国優勝を達成した遠藤梨季と成長著しい中嶋友菜の新1年生コンビがどんな活躍を見せてくれるかも注目だ。
対するは、早稲田大学。 昨年49kg級で優勝した鈴木梨羅。2018年には世界大学選手権で優勝した実績をもつなどエースとしてチームを率いる。昨年55kg級で優勝した原沙織とともに、頂点を目指す。
最多優勝(10回)を誇る金沢学院大学も上位の様子を伺う。鍵を握るのは昨年59kg級2位の寺島奈穂と、昨年64kg級3位の坂倉里佳。 共に4年生の2人が中心となり、大学ラストイヤーで2年ぶりの女王返り咲きを狙う。
地元開催で勢いのある、九州国際大学が今大会の台風の目となりそうだ。中でも最注目は2024年のパリ五輪候補と目される2年生山崎晴子だ。身体能力と筋力で圧倒的なポテンシャルを秘める期待の新星が どこまで成績を伸ばすかに注目したい。
競技日程
12月5日 W45・49Kg級、W55Kg級、W59Kg級、W64Kg級、W71Kg級
12月6日 W76・81Kg級、W87・+87Kg級
※ユニバスでは、熱戦の様子を専用の配信ページからライブ配信する。
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